和食の底力から得られる気づき 船瀬俊介著

「食が危ない」と強く実感している人、薄々気づいている人は、世の中で意外に多いのではないでしょうか。そのように感じる人は、船瀬俊介が書いた「和食の底力」を読むことをおすすめします。では、「和食の底力」にはどのようなことが記載されているのでしょうか。胡麻、どんな気づきを得られるのかについても、こちらで考察します。

 

和食の底力

食の安全について深く考える必要性を実感

飽食の時代と言われる現代にこそ、食の安全を強く意識する必要があることを考えさせられるのが、船瀬俊介の「和食の底力」です。「和食の底力」は、船瀬俊介のたどってきた人生の歩みが書かせたといってもよいでしょう。

船瀬俊介は1950年に福岡県で生まれ、北九州大学理学部を経て、早稲田大学の当時の第一文学部に入学しました。そして、大学で学ぶ傍ら、生協活動に携わるようになります。生協は、消費者の生活レベルを向上させることを目的に作られた団体です。価格が安いことよりも、食品や製品の安全安心をモットーに活動を続けてきたことは、周知の事実でしょう。船瀬俊介は、生協活動から特定非営利活動法人である日本消費者連盟の編集者を経て、1986年に独立し、消費者目線に立って環境や健康にかかわる書籍を多く発行しています。

数ある船瀬俊介の著書の中でも「和食の底力」は、戦後、アメリカの食生活を取り入れることで伝統的な日本食の良さが徐々に失われていることに警告を発しています。そして、がんなど命にかかわる病気を引き起こす要因となる、様々な食材を例に挙げて記載しているのは興味深いことです。また、特に摂取すべき食材を取り上げ、どんな力を秘めているのかを丁寧に説明しています。食は与えられるものではなく、自ら選び取るものという意識を植え付ける内容です。

「和食の底力」は単なる読み物ではなく、講義DVDとテキストがセットになった通信講座となっています。軽く読み飛ばせる本ではなく、食についてきちんと考える姿勢を持つうえで役立つ教材といえるでしょう。船瀬俊介が主宰する「船瀬塾」では、「知らないことは罪である。知ろうとしないことは、さらに深い罪である。」という強い言葉が語られています。まさに、食の安全について襟を正して取り組む必要性を強く意識するのに最適なアイテムということができるでしょう。

船瀬俊介の「和食の底力」の魅力

船瀬俊介は、大学時代から取り組んだ生協活動、それに続く消費者に寄り添う非営利団体での編集者の経験を集積して「和食の底力」を出版しました。「和食の底力」は、食の安全を強く意識し、正しい知識を持って摂取するものを選択する必要性を教えています。こちらは、講義DVDとテキストがセットの通信講座の形となっており、食について真剣に考えるのに役立つ内容となっています。

和食の底力(単行本) 花伝社

同名ですが、単行本もあります。

本の中では、番茶、胡麻、海苔、味噌、梅干しなどが紹介されています。

個人的には、一日三食、30品目食べる必要はないと思っています。

この本に紹介されている食材を中心(和食)に、自分に合うものを食べていくのがいいと思います。

玄米+一汁一菜 これが基本だと思います。現代は食べすぎです

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