南東北に位置し、“東北の玄関口”として古くから重要な拠点とされてきた福島県。
2011年の東日本大震災で海沿いを中心に甚大な被害を受けたのは記憶に新しいですが、温泉に桃などの果物、そして独自に発展してきたグルメの数々…とっても魅力いっぱいの県です!
その中でも魅力的なイベント・観光スポットがいっぱいの会津エリアをご紹介します!
まずは、「極上の会津」のプロモーション映像をご覧ください。会津の見所がたくさん出てきます。
会津の観光スポット
魅力ある観光スポットがいっぱいの会津エリアですが、外せないのが鶴ヶ城(会津若松)と大内宿です。
鶴ヶ城…会津若松のランドマーク!
まず、鶴ヶ城は会津地方の中心、会津若松市のほぼ中央に堂々とそびえ立っています。
天守閣は日本で唯一、白い城壁と赤瓦を持つコントラストの美しい城ですが、悲惨な歴史の舞台としても有名です。
江戸から明治への転換期最大の内戦である戊辰戦争。約1ヵ月に渡った激しい砲撃で美しい城は見る影もなく荒廃しました…
そしてこの戦争の最中、たった16~17歳の少年達で構成された16人の一部隊が、敗走の最中に鶴ヶ城城下に立った煙を見て、落城したものと見誤ってしまい自刃してしまいます…この部隊が有名な白虎隊です。
現在も会津のために忠義と誇りを尽くしたとして語り継がれています。
天守閣内部は白虎隊や会津に関する資料を公開する施設になっており、有料で観覧が可能です。
また、鶴ヶ城は桜の名所となっており、桜の開花時期には、多数の市民、観光客が訪れます。
(写真は桜と鶴ヶ城の写真です。)
(写真は降雪時の鶴ヶ城です。)
飯盛山・さざえ堂…白虎隊の悲劇としても知られる
会津で戦争といえば、戊辰戦争と言われるくらい深い関わりがあります。
戊辰戦争時、白虎隊が飯盛山から鶴ヶ城周辺が燃えているのを落城したと思い、自刀した地です。
上に登ると、実際に鶴ヶ城方面が見渡せます。
すぐ近くにさざえ堂という珍しい建物があります。らせん状の階段があり、上りと下りで別々の道(出入口も別々)になっており、不思議な感覚です。
(写真はさざえ堂さざえ堂の写真です。)
大内宿…江戸時代にタイムスリップ
続いて大内宿です。大内宿のある下野街道は会津と日光を結ぶ街道です。
会津藩の参勤交代などに利用された重要な道路であったので、大内宿も重要な宿場町として発展しました。
鉄道が開通してからは宿場としての役目を終えることになりました。
現在でも500mほどの通りに規則正しく並んだ茅葺屋根の家屋群が、田園風景に溶け込む姿は当時の雰囲気を色濃く残しており、“日本昔ばなし”の世界に入り込んだかのようです。
目抜き通りを奥まで進み、山道を上がると街の様子を一望できますのでぜひ上ってみてください。
(写真は大内宿の写真です)
円蔵寺柳津虚空蔵尊
日本三虚空蔵のひとつと言われている円蔵寺柳津虚空蔵尊は福島県の柳津町にあります。
赤べこでも有名ですね。3年続けてお参りすると、お金に困らないという話もあります。
裏磐梯・五色沼
裏磐梯に位置する五色沼は正式には、五色沼湖沼群と言い、エメラルドグリーンやコバルトなど様々な色の沼を見ることができ、ミシュランにも認定されました。
五色沼自然探勝路という比較的歩きやすいハイキングコースがあり、手軽に散策を楽しめます。
(写真は五色沼の写真です)
新宮熊野神社 長床
福島県喜多方市にある、新宮熊野神社長床は国指定重要文化財です。
44本の柱の間は、壁も扉もない吹き抜けの造りで、拝殿として使われていました。
会津は観光だけでなく、美味しいグルメもたくさんです。
続いて、「極上の会津」のプロモーション映像をご覧ください。会津の食文化の紹介です。
会津のグルメ
ソースかつ丼
そして会津若松に来たら、ぜひ味わいたいご当地グルメのソースかつ丼。
一般的なかつ丼とは違い、ご飯の上に千切りキャベツをのせたらその上にカツをドンとのせます。
味付けは濃いめの甘口ソース。米との相性抜群です!さらに、キャベツが間に入っていることでこってり感が軽くなり丁度良い塩梅に。
市内の多くのお店で味わうことができますので、お気に入りの逸品を見つけてみましょう!
(写真はソースカツ丼の写真です)
カレー焼きそば
福島県の会津地方で食べられているB級グルメと言えば、カレー焼きそばです。
トミーフードというお店が最初に提供したと言われています。もともとのトミーフードさんは閉店してしまったのです。
たた、その味の復活を希望する声が大きく、今の店主さんが野口英世青春広場にて営業しています。
最近は更新されていないようですが、会津カレー焼きそばの会のfacebookもあります。
高遠そば
大内宿では独自に発展を遂げたご当地グルメがあります。それが高遠そば。
箸の代わりに長ネギでそばをすくって食べられるお店があります。
慣れるまで少し時間がかかりますが、箸代わりのネギをかじりながら食べると、強めのネギの風味とそばの香りがうまくバランスがとれていて、とてもおいしいです!
会津のまつり
会津まつり
会津まつりは、会津地方最大のおまつりです。
例年、9月下旬の秋分の日前後に行われています。
会津まつりの目玉は、会津藩公行列です。
会津藩時代の大名や武者の恰好をして、市内を練り歩きます。ゆかりの芸能人なども行列に参加することがあり、多数の観光客が見学に訪れます。
会津の冬のまつり
豪雪地帯としても知られる会津地域。
これから本格的な冬の季節は一面が銀世界に変わり、他の季節とはまた違った魅力が味わえます。
1月10に会津若松市で行われる十日市に代表される各地域の市(市では風車や起き上がり子法師など新年の縁起物などを買います)。
1月12日には会津三里町での奇祭「大俵引き」、2月8・9日には会津絵ろうそくまつり、2月9・10日には「大内宿雪まつり」、など…他にも魅力的なイベント盛りだくさんな会津。
ぜひこの機会に足を運んでみて下さい!
会津のお土産・郷土品
赤べこ
赤べこは赤い張り子の牛人形です。
赤は魔よけの意味があり、子どもの魔よけとして親しまれてきました。
最近では、赤だけではなく、ピンクなど様々な色の赤べこが誕生しています。
起き上がり子法師
起き上がり子法師は、会津に伝わる縁起物です。
新年の十日市など市の時に、家族の人数プラス1個を買うのが、会津の習わしになっています。
買うときの注意点は、実際に倒してみてきちんと起き上がるかどうか確認してから買うようにしましょう。
アクセス情報等
鶴ヶ城へは会津若松駅より、まちなか周遊バス「ハイカラさん」「あかべぇ」が便利です。
また、市内には「東山温泉」など、他のスポットも魅力いっぱいです。
それらもこのバスでアクセスできます。いずれもおおむね30分間隔での運行です。
1日フリー乗車券や入場券がセットになった切符や、地域内の鉄道やバスが2日間乗り放題+提携している観光施設・ホテルや飲食店等の割引サービスというお得な切符「会津ぐるっとカード」などもあります。
大内宿は会津鉄道「湯之上温泉駅」よりタクシーを利用(所要10分ほど、料金2000円前後)または、会津若松より会津バス「大内宿こぶしライン号」(4~11月の土休祝日のみ運行、予約不要)でアクセスできます。
また、12月22日~3月31日までは会津若松駅より、鶴ヶ城観光+昼食+大内宿観光がセットの定期観光バスが毎日運航(要予約)しています。
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