神社への参拝は神様への願掛けや非日常的な雰囲気を楽しむなど目的は様々です。有名な神社は地元住民の他、多数の観光客も訪れるので活気がありますが、マナーを守って正しく参拝する姿勢が求められます。仙台市にある諏訪神社への参拝をより深く楽しむために由来やご利益、御朱印の貰い方などについて詳しく学びましょう。
源頼朝由来の由緒正しい神社
仙台市の愛子地区にある諏訪神社は宮城県の有形文化財に指定されています。その歴史は古く、平安時代には山神を祀る神社として多くの氏子がいました。鎌倉幕府を作った源頼朝が平泉へ出征した際に祈願を行い、戦に勝利したことから武士階級に強く支持されるようになり、本社殿の造営に伴って諏訪神社の名称が定着したとされます。その後も多くの武士が必勝祈願に訪れ、中でも伊達政宗は社殿をはじめとする施設の改修や造営を何度も行うほど信心深かったと言われています。
諏訪神社のご利益や御朱印の貰い方の詳細
諏訪神社に祀られている神様は古事記にも記述があるタケミナカタです。天津神と国津神との争いの際、最後まで天津神の軍勢に抵抗した神様として知られています。その反骨心の強さから源頼朝など多くの武士が戦いの神様として崇めていました。周りに流されず決して諦めない強い心を持つタケミナカタは勝負ごとに強い神様とも解釈され、受験や商取引などにご利益があるとされています。諏訪神社も他の神社と同様に参拝の記念品として御朱印を貰うことができますが、その際はすでに記入済みの書置きを購入する形になります。御朱印はその神社を参拝した証明書のような物なので、本来なら参拝した旨を伝えてその場で書いてもらいます。
しかし諏訪神社は観光スポットとしての知名度が高く、大勢の参拝客が訪れるため対応が容易ではありません。そのため、書置きの御朱印が用意されています。諏訪神社では参拝した日付の部分が空欄になっているので、参拝者が自分で記入します。
諏訪神社へのアクセスについて
仙台市の愛子地区にある諏訪神社へ訪れるには鉄道を利用するのが最適です。JR仙北線の愛子駅が諏訪神社の最寄り駅であり、駅から南へ約820メートルの小高い丘に位置しています。徒歩で20分ほどの距離なので、ウォーキングを兼ねて訪れることが可能です。
大きな困難を乗り越えたい人に最適な神社
仙台市愛子地区の諏訪神社は有名な武士が必勝祈願の参拝を行った神社として知られているので、大きな勝負を控えている人や困難に立ち向かう人が願掛けをするのにぴったりと言えます。祀られているタケミナカタは農耕の神様でもあるので、農作業に関わる仕事に従事している人やガーデニングを趣味にしている人にも向いている神社です。
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