小さな旅ホリデーパス(おトクなきっぷ)を使ったことがありますか?
上手に使うと、とてもおトクなきっぷです。ここでは、その使い方を説明します。
小さな旅ホリデーパスとは?

小さな旅ホリデーパスって何?

JR東日本が発売している南東北地方を対象(エリア)としたフリーパス(きっぷ)です。
このきっぷには、利用期間に制限があります。
料金は、大人2,720円、子ども1,350円です。
どこで買えるかというと、指定席券売機やみどりの窓口です。
利用日の前日までしか買えないきっぷもありますが、このきっぷは利用日当日も購入できます。
このきっぷの“きも”は、特急券等を購入すれば福島駅~新庄駅間に限り、新幹線に乗れることです(山形新幹線)。※東北新幹線には、特急券等を購入しても乗れません。また、フリーエリア内では、指定席券等を購入すれば、観光列車にも乗車できます。
ちなみに、フリーエリア内東北本線最南の新白河駅と最北の平泉駅は片道4,840円(IC)ですので、両駅間片道乗車するだけで元がとれます(もとはとれますが、時間は6時間前後かかります。)。ちなみに郡山駅~仙台駅間は、片道2,310円(IC)ですので、片道では元がとれません。
なので、上手に利用すると時間と料金以上に鉄道の旅が楽しめます。
フリーエリアの範囲等詳細は、JR東日本のホームページご確認ください。

どうすれば上手に使えるかな?

モデルコースがありまので、下記をご覧ください。
モデルコース((北)福島駅発着)
使い方例(ダイヤは日曜日です。)
福島駅 8:56発仙台行 快速仙台シティラビット1号 → 仙台駅 10:12着
仙台市内で観光・ショッピング
仙台駅 16:06発福島行 快速仙台シティラビット6号 → 福島駅 17:20着
仙台で十分楽しめますが、片道1,340円なので、往復2,640円になります。
これだと微妙に元がとれません。せっかくフリーパスを使うので、少し工夫してみましょう。
モデルコース① 楽天生命パーク宮城
仙台駅から少し離れますが、宮城野原駅からほど近い楽天生命パーク宮城に遊びに行きます。試合がない休日などには、イベントも行っていますので楽しめると思います。
仙台駅~宮城野原駅は147円(IC)です。
モデルコース② 仙台うみの杜水族館
仙台駅から仙石線で8駅目の中野栄駅から、徒歩15分ほどの所にある水族館です。
(2019年3月15日までは、とりあえずシャトルバスが中野栄駅から出ているようです。)
水族館というと、海沿いにあるイメージですが、こちらの水族館は少し海からは離れています。
イルカやアシカのパフォーマンスショーが見られます。
仙台駅~中野栄駅は199円(IC)です。
モデルコース③ 松島
仙台駅から仙石線で約40分、15駅目の松島海岸駅から徒歩圏内に日本三景の松島があります。
国宝瑞巌寺の見学や遊覧船に乗って松島の景色が楽しめます。
お土産さんや食堂もたくさんあります。
松島海岸駅までの電車の本数が少ないので、遊覧船に乗る場合は手前の本塩釜駅(仙台駅から仙石線で12駅目)で降り、徒歩約15分のマリンゲート塩釜から遊覧船に乗るのがいいかもしれません。
ちなみに、本塩釜駅から歩いて、陸奥国一之宮鹽竈神社があります。
仙台駅~松島海岸駅は418円(IC)です。
仙台駅~本塩釜駅は330円(IC)です。
モデルコース④福島宮城山形一週
このコースは福島駅から仙台駅、仙台駅から山形駅、山形駅から福島駅を電車で一周します。
ポイントは山形駅から福島駅まで山形新幹線に乗ることです。小さな旅ホリデーパスを使えば、新幹線特急券を追加購入するだけで山形新幹線に乗れます。鉄道大好きな人や子どもにオススメです。
福島駅 8:56発仙台行 快速仙台シティラビット1号 → 仙台駅 10:12着
仙台市内で観光・ランチ・ショッピング
仙台駅 13:01発山形行 仙山線快速 → 山形駅 14:17着
山形駅近郊でお土産などのショッピング
山形駅 15:01発東京行 山形新幹線つばさ146号 → 福島駅 16:14着
街での滞在時間は短いですが、一日で新幹線を含む3つの電車に乗れる鉄道メインのコースです。
山形新幹線が駅のホームに入ってくる短い動画です。
まとめ
このフリーパスは、フリーパスエリア内であれば、乗り降り自由ですので、あちこち立ち寄ることができます。ショッピングに利用したり、鉄道大好きなお子さんと一日鉄道を楽しんだりといろいろな使い方ができます。さらに出発時間を早めたり、帰宅時間を遅めたりすれば、使い方の幅も広がります。
※交通機関のダイヤが乱れる場合がありますので、行程は余裕を持って組みましょう。最新のダイヤをご確認ください。
コメント