保育士になるにはどうすればいいのか?
魅力度ランキング最下位県で生まれた保育士が、保育士になりたいあなたを応援します。
そして、保育士試験を受験するが筆記試験は合格するものの実技試験が不合格となり、全科目合格できず、養成校で資格を取った経験をお伝えします。
はじめに
子どもと関わることが好きな方にお薦めな職業が保育士です。その他にも幼稚園の先生や習い事の講師等、子どもと関わることができる仕事はたくさんありますが、
今回は、保育士になりたいな! 保育士資格を取得するのはどうすればいいのかな? という疑問に有資格者が答えます。
まず、保育士(Childminder)になるためには保育士資格の取得が必要です(保育士は免許ではなく、資格です)。保育園等で働くだけなら、資格がなくても働くことは可能ですが(これも問題ですが)、より専門的に保育士の仕事に携わるなら、資格を取得しておいた方がいいですね。
保育士の仕事ですが、最近では、命を預かったり仕事の責任の重さに比べ、待遇が悪いことが報道されたりしています。実際、他の業種と比べると給与水準が低いですね。それに昇給が低いことも多く、何年働いても給料が上がらないということもあります。
保育士の仕事は楽しいけれど、給料がちょっと・・・ということで離職される人もいます。
(資格だけとって、最初から保育士以外の仕事を選ぶ人も多いです。)
それでも、一昔前に比べれば、処遇改善手当等改善されてきていることもあります(実際はこれもいろいろありますが、ちゃんとした職場なら給料にプラスされます。)。

仕事は給与・待遇も大切ですが、子どもの成長・発達に関われるという保育士ならではのやりがいもあります。
このサイトを見ている方には、ぜひ保育士資格を取って頂きたい。そして、未来のこどもたちのために活躍してほしいです。

保育士資格を取得するためにはどうすればいいの?

指定保育士養成施設(校)を卒業するか、保育士試験を受験し全科目合格する必要があるよ。
保育士試験
試験も昔は年一回でしたが、今は保育士不足もあり、年二回(前期後期)受験できます。
受験資格はありますが、自信があるなら、一回受験しただけで、保育士の資格が取れます。費用も安く済ませようと思えば、安くできます。
実技試験で音楽表現に関する技術を選択される方で、歌・ピアノが苦手な方、こどもの頃から習ってない方は、要注意ですね。教室に通うなどの対策が必要です。今はネットで調べられますが、試験日当日に会場の近くで、実技対策のチラシを配ってることもありますので、そういうのも利用してもよいでしょう。
※幼稚園教諭免許状を持っている人は、平成31年度末まで保育士資格取得の特例制度があります。

指定保育士養成施設(校)
保育士養成施設(校)は大学、短期大学、専門学校等があります。
学校によっては、幼稚園の教諭免許等、免許資格を同時に取得することが可能です。
時間と費用がかかりますが、確実に保育士資格を取得したい方は、入学試験はありますが(推薦入試で入れる学校もあります)、保育士養成施設(校)に通うのがいいですね。
公立の短期大学だと学費と安くすむので、検討の価値があると思います。
もちろんその他にも、4年生大学、専門学校等があります。自分に合う学校を探してみるのもいいですね。
次からは、保育士を目指す自分へのちょっとした確認です。何でも向き不向きがありますが、たとえ不向きでも気にしない意欲があれば大丈夫ではないですかね。
保育士の資質について
今は資質が備わっていなくても大丈夫です。ちゃんと働いていれば、そのうちある程度身に付きます。
保育士(Childminder)を目指そうとしている時点で、自分で気が付かなくても、ある程度の資質が備わっていると思いますが、改めて確認してみましょう。

保育士になるためには、ピアノが弾けないとダメでしょ?

もちろんそれもあるけど、他の資質や能力も大切だよ。
子どもが好きなこと
よい意味で子どもが好きなことです。保育園で働けば、ほぼ毎日のように泣き声を聞きますし、子どもの話を聞いたり、子どもに話をしたりします。生理的にそういうことが嫌いな人はまず保育士に向いていません。このサイトを見ている人は大丈夫だと思いますが、たまに子どもの泣き声を聞くのが嫌だという職員もいます。なぜ、保育士になったのか不思議です。
健康
保育士に限らず仕事をしていく(生きていく)上で、健康は大切です。
風邪等を引いて子どもたちに移したら大変ですし、逆の可能性もあります。 日々、体調管理を怠らないようにしましょう。
体力的なことはもちろん、精神的な健康にも気を付けましょう!保護者対応や職場の人間関係でストレスがたまることがあります。自分なりに上手にストレス発散できる方法を見つけましょう。
ピアノ・歌・製作物
保育園に就職すれば、ほぼ毎日、朝の歌、帰りの歌、季節の歌などをピアノで弾いて歌うようになります。また、誕生カードや壁面装飾、運動会や発表会の衣装作りなど、製作物もたくさんあります。
どれも上手にこしたことはありません。上手ければ周りからも重宝されます(その分あてにもされますが)。下手でもなんとかなりますが、できない分だけ、結局自分が大変になるので、本人の努力が必要です(どうしても上手くできない場合、他の能力を高めて生き抜くしかありません)。
基礎的なピアノの練習だけでなく、保育士向けのピアノの本がありますので、それであらかじめ練習しておくのもいいでしょう。
コミュニケーション能力
子どもと話しをしたり、一緒に遊んだり、子どもとコミュニケーションをとることは保育士にとって、とても大切です。これも能力の一つです。簡単にできそうに思う人もいますが、できない人はできません。
また保護者対応も重要です(最近はこちらも比重も高まっています。)。もしかすると、モンスターペアレンツの対応にあたるかもしれません。自分で難しい場合は先輩や上司と相談しましょう。
そして、一番問題かもしれない同僚・職場との人間関係です。これが原因で辞めてしまう人も少なくないです。
文章作成能力
日誌や指導計画、連絡ノート、おたより作成など文章を書く機会が多いです。パソコンを使う場合も多いので、苦手な人は練習しておきましょう。おたよりた指導計画の書き方の本もありますので、あると参考にもなります。
個人情報の保護
これは、今どきと言えば今どきの資質ですね。
個人情報やプライバシーに関することを漏洩してはいけません(例外があって、虐待の通報はそれに関する法があります。)。
勤務中に、スマホで子どもの写真を撮って、SNS上にアップするなんて、ダメですからね。
自分を捨てられる
これも、ある意味大事ですね。観客ではありませんが、他の職員や子どもの前で、歌ったり踊ったり、発表会もあります。恥ずがっていては、できません。自分を捨てなくては(笑)。最初(若い時)は恥ずかしいかもしれませんが、慣れてくると(年を取ると)だんだん平気になてくると思います。
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