病気平癒や長寿の御利益がある「酒列磯前神社」

全国にはさまざまな神社があり、年始などの参拝に訪れる人も多いのではないでしょうか。神社の御祭神によって御利益も違い、パワースポットとして有名になるところもあります。茨城県にも2000以上の神社がありますが、その中でもこの記事では「酒列磯前神社」について由緒や御祭神、御朱印、アクセスなどについて紹介します。

856年創建の歴史ある神社

酒列磯前神社は856年に創建され、茨城県ひたちなか市の1100年以上の歴史がある神社です。平安時代の歴史書によると、御祭神である大名持命と少彦名命が日本を創造した後、再び民を救うためにこの地を訪れたと話したことから酒列磯前神社が創建され、同時期に東茨城郡大洗町にも大洗磯前神社が創建されたのです。その際、少彦名命が酒列磯前神社の主祭神に、大名持命は大洗磯前神社の主祭神となりました。そのため、この2つは兄弟神社として知られています。

御祭神の少彦名命は病気平癒や健康長寿の御利益があり、酒造・醸造・温泉の神としても崇められています。また、学問の神として知られる菅原道真公、国学者の本居宣長公も生前に少彦名命を学問の神として崇めていたという逸話も残っているほど知恵の神として有名です。さらに、海上の安全や大漁の神としては恵美寿さまという別名で呼ばれています。また、商売繁盛の神として漁師や経営者なども参拝に多く訪れています。

御朱印は「奉拝」「酒列磯前神社」の文字と朱印が捺されています。社殿に向かって左側にある授与所にて、初穂料300円をおさめて入手しましょう。ただ、あらかじめ印刷されたもの(書き置きされたもの)なので、訪れた日付を記載してもらうことはできません。

酒列磯前神社へのアクセス方法

酒列磯前神社を訪れる際、車の場合は北関東自動車道の「ひたちなかインター出口」もしくは「ひたち海浜公園インター出口」から約10分で到着できます。無料の駐車場は約60台まで(大型バスは15台まで)駐車可能です。東京方面から電車によるアクセスは、JR上野駅・東京駅・品川駅のいずれかの駅からJR常盤線特急でJE勝田駅まで約1時間10~20分程度、そこからはひたちなか海浜鉄道湊線でJR磯崎駅まで25分となっています。磯崎駅からは徒歩10分で到着です。

健康・商売・知恵などさまざまな御利益がある酒列磯前神社

酒列磯前神社は同時期に創建された大洗磯前神社とは兄弟神社となっているため、時間があればどちらも参拝するのがおすすめです。特に、健康や病気平癒に関しての御利益が知られているので、1年の健康、商売や学問の守り神としても御祭神の少彦名命は親しまれています。御朱印は印刷されたものですが、初穂料300円なので、入手するのも良いのではないでしょうか。

酒列磯前神社

酒列磯前神社

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