島根県立大学短期大学部は、平成30年4月に改編がありました。現在、保育士資格・幼稚園教諭免許が取得できる保育学科と、人々が継承してきた文化を総合的観点から学ぶ総合文化学科の2学科があります。今回はその中の保育学科にについて、どのような特色があるか、取得できる資格の種類や、卒業生の進路状況について解説していきます。
島根県立大学短期大学部保育学科の特色について
島根県立大学短期大学部の保育学科では、保育士や幼稚園教諭に必要とされる専門的な理論や技術を学ぶことができます。保育の現場の即戦力として働くために、保育所や幼稚園、児童福祉施設での実習も行っています。その体験を通して、子どもに接するために必要な心がまえや保育の実際を学びます。
島根県立大学短期大学部保育学科の、特色ある授業を2つ紹介します。
1つは、幼児理解と教育相談についての授業です。ここでは、幼児教育の専門職に求められる「子ども理解」の基本と、幼児期の子どもの発達課題や、不適応などの教育課題について対応の仕方を学びます。教育相談の実際を学び、相談支援者としての姿勢を身につけることができます。また、音楽表現の授業についても力を入れています。音楽を通して子供の感情表現を受け止め、理解を深めることを目的とした授業です。
取得できる資格は?
島根県立大学短期大学部保育学科では、保育士資格や、幼稚園教諭二種免許状の資格を取ることができます。
進路の状況は?
保育所・幼稚園・認定こども園・児童福祉施設・行政機関・一般企業などの進路が想定されています。
2018年4月1日現在のデータでは、2017年度(平成29年度)2018年3月保育学科卒業生の就職内定率は100%とされています。就職希望者52名中なんと全員の就職が決定しています。中でも、島根県内での就職率が高く、75%の学生が県内に就職しています。その内訳は、88%が保育所、10%が幼稚園・幼保園、残りの2%が企業です。これらのデータから、島根県立大学短期大学部保育学科は、島根県内の保育所への就職に強いといっていいでしょう。
また、大学側からの就職サポート体制も手厚く、キャリア・プランニング講座も開講しています。実際に就職した卒業生からは、教員のサポートが手厚かったという声が多く聞かれます。
島根県立大学短期大学部保育学科の資格・進路についてまとめ
島根県立大学短期大学部保育学科では、保育士や幼稚園教諭になるための資格を取得することができます。また、就職実績も確かで、大学側のサポート体制も充実しています。以上のことから、島根県内の保育所・幼稚園・児童福祉施設などへの就職を将来希望している人にとっては、島根県立大学短期大学部保育学科への進学は有効な選択肢と言えるでしょう。
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