静岡市にある静岡浅間神社はどのような由緒があるのか、御祭神や御利益はどのような物なのか、お参りするとき独自のルールはあるのかなど、改めて知りたいという人は多いです。これから参拝に出かけたいと考えているのなら、御朱印を取り扱っているのか、どのようなアクセスルートがあるのかなどを理解し、出かけるときの参考にするといいでしょう。

静岡浅間神社
静岡浅間神社の由緒
実は静岡浅間神社という名前の神社は存在していません。神部神社・浅間神社・大歳御祖神社の大きな神社三社及び小さな神社四社からなる神社の総称が、「静岡浅間神社」となっています。それぞれ建立された時期も異なり、神部神社(かんべじんじゃ)が約2100年前、浅間神社(あさまじんじゃ)が901年、大歳御祖神社(おおとしみおやじんじゃ)が273年に建立されたと伝えられており、それぞれ別の御祭神が祀られているのがポイントです。小さな神社は玉鉾神社(たまほこじんじゃ)・少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)・八千戈神社(やちほこじんじゃ)・麓山神社(はやまじんじゃ)となっています。こちらもそれぞれ違う御祭神が祀られている為、お参りするときには注意してください。
静岡浅間神社の御祭神・御利益
大きな神社三社のうち、神部神社が大己貴命(おおなむちのみこと)、駿河国開拓の祖神といいます。縁結び・長寿などが御利益です。浅間神社の御祭神は木之花咲耶姫命で、御利益は安産や夫婦円満、大歳御祖神社の御祭神は大歳御祖命で、御利益は商売繁盛だといいます。
小さな神社四社のうち、玉鉾神社が羽倉東麿・岡部真淵・本居宣長・平田篤胤という国学の四大人です。ご利益は学業成就や合格祈願で、毎年多くの受験生が参拝しています。少彦名神社は主神に少彦名命、相殿に神部神社末社14社が祀られ、御利益は無病息災や病気平癒です。また、技芸上達も御利益としてあげられています。八千戈神社は主神が八千戈命、相殿に18社13柱の神々が祀られ、開運・武運長久が御利益です。麓山神社は主神が大山祇命・日本武尊で、家内安全・心願成就が御利益とされています。
静岡浅間神社の参拝ルール・御朱印やアクセス
静岡浅間神社に含まれる7社の神社の参拝ルールはすべて、二礼二拍手一礼です。神社の多くで採用されている方法で、特別な参拝方法はありません。御朱印については全部で8種類存在し、大きな神社三社分、小さな神社四社分にプラスして、静岡浅間神社自身の御朱印もあります。御朱印帳を持参して書いてもらえるのは静岡浅間神社と大きな神社三社です。小さな神社は普段書き置きで、例祭日には直接御朱印帳に書いてもらえます。また、七社参りの御朱印札と呼ばれるものもあるため、活用すると便利です。御朱印札は社務所でもらってください。
アクセスは、JR静岡駅北口バスターミナル9番から約8分「赤鳥居 浅間神社入口」という停留所で降りてください。車の場合は、東名高速の静岡IC出口から、もしくは新静岡IC出口から行けます。駐車場は80台完備されている為、近隣の駐車場を探す必要はありません。
御朱印札をもらって御朱印集めを楽しめる
岡では、せんげんさんと呼ばれて親しまれており、初詣の時には非常に混雑します。参拝に行く時は御朱印札を社務所からもらって、全ての神社で御朱印をもらう人も多いです。一部の建物は工事中である可能性もあるため、確認してから出かけることを忘れないようにしましょう。すでに工事が完了している神社もあるため、目で見て美しさを確かめるといいでしょう。
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