戸隠神社(中社)で授与できる御朱印と神社までのアクセス情報

戸隠神社は長野県の戸隠山の麓にある神社で全国から参拝客が訪れます。戸隠山の麓にある五社からなり、それぞれの社で御朱印がもらえます。古く神仏習合の時代にあっては修験道の道場として栄え、明治時代になって時の政府の令によって寺社を切り離し、神社になった歴史があります。参詣する際はそれぞれの社の間を車で移動することができますが、林間道が整備されているので各社を歩いて巡ることもできます。

戸隠神社中社の鳥居

(2020年9月現在、工事中の鳥居)

戸隠神社中社の歴史と御祭神

戸隠神社の中社は五社あるうちのひとつで、奥社と宝光社の中間にあります。創建は平安時代の後期とされており、御祭神は天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)です。天照大御神が天岩戸に姿を隠したときに岩戸の前で神楽を舞うことを提案した神とされており、学業成就、商売繁盛などに御利益があるとされています。中社の境内周辺には天然記念物に指定されている三本杉や神木があり、社殿の天井には狩野派の絵師による龍の天井絵が描かれています。

戸隠神社の御朱印と授与の方法

戸隠神社には奥社、中社、宝光社、九頭龍社、火之御子社の五社がありますが、それぞれに御朱印があります。奥社、中社、宝光社の3箇所の授与所でもらうことができ、朱印帳がない場合でもそれぞれの社務所の窓口で入手できます。宝光社で授与できる御朱印は宝光社朱印の他に火之御子社朱印、中社では中社朱印の他に火之御子社朱印、奥社では奥社朱印と九頭龍社朱印をもらうことができるので、あらかじめ参拝の順番を決めておけば無理なく御朱印を集めることができます。各窓口の受付時間は午前9時から午後5時までですが、冬季は受付時間や窓口が異なるので確認が必要です。

戸隠神社中社

※2020年9月現在、御朱印は書置きです。

戸隠神社までのアクセス

戸隠神社までは電車や車、路線バスなどでアクセスできます。電車を利用する場合は長野駅で下車し、駅前から路線バスやタクシーを利用します。路線バスを利用した場合の所要時間は約1時間で、宝光社、中社、奥社の停留所に停車します。自家用車の場合は上信越自動車道の長野インターチェンジから長野市街を通って約1時間、信濃町インターチェンジを利用すれば約30分で奥社入り口につきます。

宝光社や火之御子社、中社周辺には駐車場があり車で移動できますが、奥社へは車の乗り入れができないため奥社と九頭竜社への参拝は徒歩になります。奥社参道入り口から社へは約2キロメートルで、所要時間は参道入り口からほぼ中間点にあたる随神門までは約15分、そこから奥社までさらに25分程です。林道が整備されているので全ての社を徒歩で参拝することもでき、その場合は宝光社から火之御子社まで約15分、中社までは約20分、中社から奥社参道入り口までは20分程です。

戸隠神社を参拝して御朱印をもらおう

戸隠神社は天岩戸開きに関係する神々が祭られている神社です。戸隠山の周辺に御祭神を祭った社が五社あり、奥社と宝光社の中間地点にある中社には岩戸が開くきっかけを作った神が祭られています。参拝した証の御朱印は奥社、中社、宝光社でもらえ、各社へは車で移動できます。ただし奥社ならびに九頭龍社への参拝は徒歩に限られているため、奥社参道入り口から社までは歩いて移動する必要があります。

 

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